宇多田ヒカルさん

宇多田ヒカルさんが2015年7月に無事出産

宇多田ヒカルさんはもうご存知ですね。
そう、日本のトップアーティストであり、数多くのミリオンセラーを 出したことで、日本で最も知られている女性の一人であります。

その宇多田ヒカルさんが2015年の7月に第一子を授かったことで話題になりました。宇多田ヒカルさんは、2002年に結婚し、2007年に離婚。

その後、2014年に再婚しました。そして、今回、待望の第一子を授かったのですが、それまで、 なかなかお子様を授かるこることが出来ませんでした。

19歳で結婚するも卵巣嚢腫を患い、手術を受ける

宇多田さんは今から約14年前、当時は19歳でしたが、病院の検査で卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)であることが わかりました。

卵巣嚢腫とは、卵巣内に液体が溜まり、腫れてしまう症状をい言います。
卵巣嚢腫は、生殖器官に生じる腫瘍として、子宮筋腫と並ぶ代表的な腫瘍の一つとして知られています。

卵巣嚢腫を放置しておくと人間のこぶしよりも大きく腫上がることがあり、不妊症の原因にもなると言われています。

腫瘍と聞くと高齢世代に多い疾患と思われがちですが、卵巣嚢腫は20代の若い世代に起こりやすい疾患です。そのため、10代から注意が必要になります。

手術後の副作用による体調不良との戦い

卵巣嚢腫の主な施術方法は摘出手術になります。
この摘出手術は基本的に卵巣をとらずに行いますが、腫瘍の発生状態によっては卵巣を摘出することがあります。

宇多田ヒカルさんの場合は、左側の卵巣に約5cmの腫瘍があり、手術で左の卵巣を摘出することになりました。

卵巣嚢腫の摘出手術は成功しましたが、卵巣嚢腫の手術後には副作用が起きることで知られています。
宇多田ヒカルさんも手術後のお身体の不調で大変苦しんだそうです。

宇多田ヒカルさんが手術をする際に、真っ先に出た言葉が「私、妊娠できますか?」という言葉だったそうです。

女性にとって子供を授かることは大きな夢の一つ。とても心配されていたように思います。

卵巣は二つあり、卵巣が一つになっても、その一つの卵巣が正常に働いていれば、不妊症の大きな心配はありません。

卵巣嚢腫で片方の卵巣を摘出しても基本的には妊娠することは出来ます。

しかし、卵巣嚢腫はもう片方にも腫瘍が転移する可能性があり、その影響で残った卵巣にも悪影響を及ぼすことがあります。

卵巣嚢腫の施術は、なんと言っても早期発見が大切になります。
早期に発見できれば、腫瘍も小さいため、卵巣を摘出することなく、手術を行うことができ、副作用や再発の可能性も低くなります。

放置しておくと両方の卵巣に腫瘍が生じることもあります。

そういった状態の中で、宇多田ヒカルさんは第一子を授かりました。
本当に嬉しく思います。

ご自分の卵巣嚢腫を発表、多くの共感を受ける

婦人科系疾患を患うと子供ができなくなると言われることもあります。
そのため、婦人科系疾患を患った女性は、それを他人に話すことをしないのですが、宇多田ヒカルさんは、そのレッテルを否定するため、あえて積極的に公表しました。

そのため、婦人科系疾患を患って苦しんでいる多くの女性の励みになり、そのような宇多田ヒカルさんの行動に共感を持たれた方もたくさんいました。

宇多田ヒカルさんの勇気は、多くの女性にも勇気と希望を与えたのは間違いのないことです。

衰えない宇多田ヒカルさんの人気の秘訣には、こういった宇多田ヒカルさんの信念のようなものがあったからなのではないかと思います。

【追伸】
当院でも卵巣が1つしかなくても妊娠出来た事例はあります。
排卵は毎回右、左のどちらからしかしませんが焦らず今出来ることを頑張りましょう!

宇多田さんのように悲観せずに行くと良いですよ(^^)