釈由美子さん

流産、手術、妊娠、女優休業、出産を経験した激動の1年

釈由美子さんは多嚢胞性卵巣症候群を患っていた

釈由美子さんは、1978年生まれ、埼玉県出身の女優、タレントとして知られています。

釈由美子さんがご結婚されたのが、2015年10月、実業家とご結婚されたことをご自分のブログ「本日も余裕しゃくしゃく」に公表したことで知られるようになりました。

そして、その発表後の3か月後、2016年1月に第一子を妊娠しました。

結婚後3か月の妊娠なので、すんなり妊娠できたと思われがちですが、釈由美子さんは多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と呼ばれる排卵障害を患っていたのです。

多嚢胞性卵巣症候群は不妊症の原因の一つ

PCOSは、不妊の原因として知られる代表的な疾患です。
そして、釈由美子さんがご結婚された歳が37歳で高齢出産の年代に突入していました。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS:polycystic ovarian syndrome)を患うと、卵巣を覆う皮膜が厚く、そして硬くなります。

その影響で卵巣に卵胞が多くたまってしまい、排卵が起こりにくくなり、月経周期が不規則になったり、無排卵が起こりやすくなります。

このようにPCOSは排卵が起きにくくなることから、不妊の大きな原因と言われています。

なお、PCOSは、20~40歳に多く見受けられる疾患です。

不妊施術は長期戦になるとブログで公表していた

釈由美子さんは、ご自分の年齢と排卵障害を患っていることを踏まえ、ブログで「不妊施術は長期戦になる」と覚悟の気持ちを発表していたのです。

釈由美子さんがどこの病院で、どのような不妊施術を行っていたかについては定かではありません。

釈由美子さんはブログで、

『ず~っと、最も叶えたい夢でしたので病院の産婦人科で妊娠が確定した瞬間は夫婦で飛び上がって喜びました!』
とコメントされていました。

ご自分の強い決意と、PCOSを患っていたことから不妊施術を行っていたことは間違いないことと考えられます。

高齢とPCOSの二つの障壁を乗り越え、結婚後3か月の妊娠はまさに奇跡

PCOSは年齢とともに進み、生理周期は長くなる傾向にあります。

20代の若い世代であれば、ご自分がPCOSを患っていることを気付かずにそのまま自然妊娠することもありますが、基本的に妊娠しにくい体の状態です。

そのため、PCOSを患った場合には、不妊施術を受けることになります。

PCOSの施術は、まずクロミフェン療法と言われる内服液、つまり飲み薬から始まります。

クロミフェン療法はまず2~3生理周期行われ、それでだめな場合は薬の量を増やすことになります。
クロミフェン療法でダメな場合には、さらに強い薬が用いられるようになり、さらにだめな場合は、注射による施術を行います。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と高齢出産の二つの大きな障壁があったにも
関わらず、結婚後、無事3か月で妊娠できたことは、ご本人の努力と妊娠のタイミングが合ったものかと思います。

出産は2016年の夏頃になるのではないかと思われます。
無事にご出産されることを心より願っています。