体外受精を何度行っても妊娠できません – 体外受精お悩みQ&A

質問

二人目不妊に悩む30代後半の母親です。一人目は難なく出産でき、二人目を望んでいます。しかしなかなか授からず、3年前から本格的な不妊治療を始めました。

夫と共に婦人科で不妊検査をしましたが、夫婦ともに異常はありませんでした。
通院後、人工授精から体外受精にステップアップし、体外受精を何度も行っていますが、いずれも流産してしまいました。

婦人科に通う以前から基礎体温表つけていて、「高温期が短い」状態がずっと続いていて、高温期が短いことが原因ではないかとも思っています。

ただHCG注射やデュファストンを試みても高温期はずっと短いままで、LH検査では何日も前から高めの判定となっています。おそらくこれが、「高温期が短い」原因なのではないかと感じています。

今は体を冷やさないように気をつけてはいるのですが、年齢的にもう二人目はムリなのではないかと不安を感じております。
鍼灸がよいとも友人より伺ってはいるのですが、よくわからないです。何かよいアドバイスがあれば、教えていただきたいです。

回答

常に体が冷えている場合は、妊娠しにくい状態とも言えるので、体を温めることは大切です。
しかし長年、不妊の鍼灸施術を行った経験から判断すれば、体質を改善することがもっとも大切なのではないかと考えています。

当院では40代以降の妊娠実績が豊富で、最高齢で47歳の妊娠も実現しております。

また他のクリニックでは、自然妊娠は無理と言われた方が、鍼灸を実施され、体質を改善されて自然妊娠できたという人が何人もいました。

赤ちゃんが授からないということは、赤ちゃんを迎え入れ、育てられる体の環境にないことを意味しています。つまり高温期が短いということは、東洋医学的に言えば赤ちゃんを迎え入れるための体の環境が整っていないことを示しているのです。

そこで本来の健全な体の状態を取り戻すうえで、鍼灸がお役立てできるわけであります。

鍼灸が体外受精の妊娠率を高める詳しい理由についてはここでは省かせていただきますが、過去に日本生殖医学会や米生殖医療学会などにおいて、体外受精における鍼灸効果を発表しております。

参考記事→鍼灸で妊娠率がアップ~新聞掲載記事

いずれにせよ、最も大切になるのが赤ちゃんを迎え入れるための体を整えることが重要になります。
健全な体を整えておくことで、体外受精においても妊娠率を高めることができるようになるのです。

初回限定料金~不妊専門のすずらん鍼灸院

執筆者

すずらん鍼灸院 院長プロフィール

すずらん鍼灸院 院長プロフィール

大島宏明 すずらん鍼灸院 院長

■経歴
昭和43年:東京都足立区生まれ
平成13年:日本鍼灸理療専門学校卒業
平成14年~16年:富山県の鍼灸院でインターン研修
平成16年:すずらん鍼灸院開業

■免許

はり師免許番号:119623
きゅう師免許番号:119533
不妊カウンセラー

■所属団体

奇経医学研究会スタッフ
経絡治療学会会員
日本不妊カウンセリング学会会員

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