基礎体温表をつけて、不妊の原因を特定しよう
基礎体温表は、あなたの健康状態を反映する大変便利なグラフです。
健康診断で見つけることのできない些細な身体の異常、精神的な疲れ、病気の前兆などについても、基礎体温表には敏感に現れます。
本サイトでは、これまでの長年にわたる不妊施術の経験から、基礎体温表の様々なグラフパターンにおける健康状態とその処方箋について、簡潔にまとめてみました。
基礎体温表の各グラフパターンを紹介
基礎体温表の理想型
- 高温期と低温期が2相に分かれている
- 低温期から高温期への移行期間が2日以内
- 低温期と高温期の平均温度差が0.4度前後
基礎体温表の理想型は、高温期と低温期がはっきりと分かれ、その平均温度差が0.4度以内であることが理想です。
高温期の体温が低い
- 高温期の平均体温が36.5度より下回っている
- 高温期と低温期は2相に分かれているが、温度差がほとんどない
- 低温期と高温期の温度差が0.3度未満
高温期の体温が低い基礎体温表の場合、無排卵月経が疑われ、黄体機能が弱わっていることが考えられます。
高温期が短い
- 高温期の日数が9日以下
- 排卵がある人とない人がいる。排卵があっても、黄体機能不全の可能性がある。
高温期が短いと、黄体機能不全の疑いがあります。卵の成長が未熟、場合によっては排卵がないケースがあります。
体温が全体的に低い(低体温体質)
- 高温期、低温期は2相に分かれているが、体温が全体的に低い
- 生まれつき低体温体質で、平均体温は35度台である。
低体温体質が、妊娠できないというわけではありません。大切なのは、基礎体温表がきちんと、低温期と高温期の二相にはっきりと分かれていることです。
基礎体温がバラバラ
- 基礎体温表が2相に分かれずバラバラ
- 高温と低温が1日ごとに交互に繰り返す
基礎体温表がバラバラなのは、いくつかの原因が考えられます。
排卵障害、不規則な生活習慣の他、測り間違いのケースも見られます。
高温期の移行に時間がかかる
高温期が長い
- 高温期が平均よりも長く続いている
- 21日(3週間)以上続く場合は、妊娠の可能性があります。
一般的に高温期が21日以上続く場合は、妊娠している可能性が高いです。
但し、高温期が長くても、低温期がその分短くなっている場合は、注意が必要です。
低温期が続いている
高温期への移行が階段状である
- 低温期から高温期への移行が階段状に上昇する
- 場合によっては、高温期への移行に4日以上かかる
階段状の上昇が4日以上かかる場合は、排卵障害の疑いがあります。上昇の途中で体温の陥没があった場合には、ホルモン分泌の異常が考えられます。
高温期の途中で体温が陥没する
- 高温期が安定せず、大きな陥没がある
高温期の途中で体温がガクンと下がる場合には、黄体機能不全の可能性があります。
黄体に異常があると着床がきちんと行われず、妊娠しにくい体質となっております。
低温期が長い
- 低温期が21日以上ある
- 高温期が9日以下
低温期が長く続く場合には、子宮や卵巣などの生殖機能が低下している可能性があります。
低温期が長いと、月経から排卵までの時間がかかりすぎの状態です。
低温期の体温が高い
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