不妊症かどうかの見極めについて
私って、ひょっとしたら不妊症?
ところで、不妊症ってどんな状態のことを言うの?
まずは、不妊症を疑う前に、「不妊症とは何か」を知っておきましょう。
不妊症とは、2年間、避妊をせずに、正常な性行為を行っているにもかかわらず、妊娠できない状態のことをいいます。
近年では、10組に1組のカップルが不妊症であると言われています。
すでに不妊体質になっている可能性だって十分にあるのです。
不妊症の目安は2年間です。2年間の内どの程度タイミングが計れていたかも考えてみましょう。
「3ヶ月頑張ったけど、まだ妊娠できない、どうしよう・・・」
って、悩んでいる女性がいましたら、現時点では不妊の状態ではないと言えます。
しかし、今現在、2年間頑張ったけど妊娠できていないということでたら、不妊の状態と言えます。
その場合は、専門医に診て頂くことをお勧めしています。
不妊症?と思ってる方でも未妊の方は殆んどだと思います。
殆んどの方は妊娠出来る体質だと考えれますので、諦めずに頑張ってみましょう。
基礎体温表を準備する

ところで、専門医で診てもらうとしても、何も情報がなければ、お医者さんだって、どうしたらよいか困ってしまいます。
より正確な診断を行うためには、今の健康状態がどのような状態なのか、詳しくわかればわかるほど、より適切な施術ができるようになるのです。
そこで、必要になるのが、基礎体温表です。
基礎体温表という言葉は、一度はお聞きしたことはありますか?
実は、基礎体温表のグラフから、健康状態を詳しく知ることができるのです。
そして、基礎体温表は、お医者さんが、不妊体質であるかどうかを見極めるための大変重要な指標になるのです。
但し、基礎体温表は、ある一定期間、チェックし続けていないと、健康状態を正しく知ることはできません。
基礎体温表は、少なくとも最低1ヶ月間はつけるようにしましょう。
不妊の原因の半数は男性にもある
お医者さんは、基礎体温表を大変重要視します。
もちろん、基礎体温グラフがわかれば、必ず妊娠できるというわけではありません。
基礎体温が正常で、問題のない体質であっても妊娠できない
ケースだってたくさんあるのです。
一例を挙げれば、不妊の原因は何も女性だけにあるものではありません。
男性に原因がある場合があります。
ある調査では、不妊の原因の半分は、男性にあるという統計さえ出ているくらいです。
ですから、男性の方も、不妊の原因を女性だけのせいにするのではなく、
男性も不妊に対してしっかり向き合う必要があるのです。
執筆者


大島宏明 すずらん鍼灸院 院長
■経歴
昭和43年:東京都足立区生まれ
平成13年:日本鍼灸理療専門学校卒業
平成14年~16年:富山県の鍼灸院でインターン研修
平成16年:すずらん鍼灸院開業
■免許
はり師免許番号:119623
きゅう師免許番号:119533
不妊カウンセラー
■所属団体
奇経医学研究会スタッフ
経絡治療学会会員
日本不妊カウンセリング学会会員
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