男性不妊について
不妊の原因は男性の側にもある
不妊症は、女性の側の問題として捉えがちですが、実際には、男性の側に問題があるケースが半数近くあると言われています。
ある研究調査で明らかになったことは、食生活の変化、ストレス社会などの環境的な変化により、男性の精子の数が昔の男性と比べて明らかに減っているということです。
WHO(世界保健機関)の発表によれば、男性の精子の運動率は、20年前と比較して、80%から50%にまで低下しているという報告がなされました。
つまり、年々、男性の元気な精子をつくる能力が低下しているということになります。
男性不妊の原因
不妊の原因は、女性に45%、男性に40%
残りの15%が原因不明という統計が発表されたことがありました。
男性の問題は40%ということですが、実は、男性不妊の割合は年々増えているという報告もあります。
では、男性不妊の原因とは何でしょうか。
代表的な原因は、次のとおりです。
造精機能障害
精子をつくる機能に障害ある状態。
精子の数や質に問題があり、 正常な精子がつくれない状態にあります。
性機能障害
クラミジアや淋菌により、性器に付随する前立腺や精巣などに異常が生じ、精子の運動率が低下している障害をいいます。
精路通過障害

精子の輸送経路に問題があり、精子がうまく運ばれなかったり、射精された精液に精子が混じらない障害をいいます。
テレビや雑誌などで有名なのが勃起不全(ED)で、これは性器脳障害に分類されます。
しかし、実のところ、男性不妊の一番の原因となっているのは、「性機能障害」でなく、「造精機能障害」です。
男性不妊の原因の9割が、精子をつくる機能に障害を生じている「造精機能障害」にあるのです。
造精機能障害の施術法は、現時点では確立されてなく、対処法もはっきりとした施術法がない状況にあります。
現在、不妊に悩む夫婦が増加している大きな原因に、このような医学的背景があることも知っておかなくてはなりません。
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