基礎体温表の見方
基礎体温表は、別名、基礎体温グラフと呼ばれます。
基礎体温には、一般的に「高温期(卵胞期)」と「低温期(黄体期)」があります。
低温期と高温期の境目の前後を、「排卵日」と呼びます。
「低温期」「高温期」「排卵日」の3つの状態を知ることにより、 「妊娠しやすい状態にあるか」を知ることが出来ます。
●低温期:排卵期に向かってエストロゲン(卵胞ホルモン)を分泌している時期です。
●高温期:プロゲステロン(黄体ホルモン)が分泌されます。プロゲステロンを出し続けた黄体は、通常約14日を過ぎると小さくなります。 →体温は低温期に入り、月経のスタートとなります。
妊娠しやすい基礎体温の状態
ところで、妊娠しやすい基礎体温の状態とはどうゆうものでしょうか。
人によって違いはありますが、一般的に言われる理想的な基礎体温の状態は次のとおりです。
妊娠しやすい基礎体温の状態
- 高温期の日数は2週間前後
- 高温期の体温は、36.8度前後
- 高温期は、36.5度を下回らず、0.2~0.3度の範囲で変動している
- 低温期と高温期の温度差は0.3~0.5度
- 低温期と高温期が、はっきりとした二相を描いている
- 低温期から高温期への移行は、二日以内である
身体の状態が正常であれば、基礎体温は下図のようなグラフを描きます。
理想と言われる基礎体温は、高温期と低温期がはっきりと分かれており、
体温が最も低い「体温陥落日」が、基礎体温グラフからもはっきりとわかるようになっています。
タイミングから始めた不妊施術もなかなか効果が出ず、2年たって家の近くにあったすずらんさんへ。
体外受精と並行して通い、少しずつ受精卵が良くなり、初めての胚盤胞移植で妊娠できました。
※ 施術を受けた方の感想であり、効果効能を保障するものではありません。
2年間、不妊で何度もくじけそうな気持ちになっていましたが、先生の人柄、言葉もあり、自然と頑張れている自分になれました。適格な鍼灸施術と妊娠においてのメンタル面においてとても感謝しています。
※ 施術を受けた方の感想であり、効果効能を保障するものではありません。
鍼灸開始5か月後くらいに3回目の排卵では数もとれて、グレードはアップしました。移植後、無事妊娠し、順調に経過しています。
妊娠前、妊娠後ともに血流を良くすることはすごく大事です。不妊症の方は、施術の選択肢の一つとして考えてみるといいと思います。
※ 施術を受けた方の感想であり、効果効能を保障するものではありません。
執筆者
大島宏明 すずらん鍼灸院 院長
■経歴
昭和43年:東京都足立区生まれ
平成13年:日本鍼灸理療専門学校卒業
平成14年~16年:富山県の鍼灸院でインターン研修
平成16年:すずらん鍼灸院開業
■免許
はり師免許番号:119623
きゅう師免許番号:119533
不妊カウンセラー
■所属団体
奇経医学研究会スタッフ
経絡治療学会会員
日本不妊カウンセリング学会会員
新刊:血流をよくすれば、不調は消えていく
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すずらん鍼灸院でございます。