鍼灸施術と基礎体温の改善効果

鍼灸施術がもたらす基礎体温への好影響

鍼灸施術は、薬による副作用の心配がありません。

身体への負担は、西洋医学の不妊施術と比べてリラックスできるので、女性に優しい施術法」として知られています。

不妊施術を繰り返していると、精神的な苦痛が基礎体温に悪影響を与えることがあり、子宮や卵巣に負担をかけてしまう場合があります。

子宮や卵巣の疲労を回復させ、心身ともに安定させることを目的とした鍼灸施術が、近年、注目されるようになったのです。

鍼灸施術の改善効果

鍼灸施術の改善効果は、基礎体温表の乱れが好転することからもはっきりと確認することができます。

鍼灸施術は、免疫力を高めることで病気になりにくい身体をつくるとともに、妊娠しやすい身体の状態に近づけていくことが可能です。

不妊体質は、長年の生活習慣により培われた結果、生じたものです。

長年、培われて出来た身体の体質を元通りにするには、 一定期間の施術がどうしても必要になります。

基礎体温に悪影響を及ぼす疾患の改善事例

(1)黄体機能不全と鍼灸改善効果

黄体機能不全は、基礎体温を乱し、不妊症の代表的な原因の一つとして知られています。

黄体機能不全は、生殖機能が乱れ、ホルモン分泌のバランスが崩れた状態にあります。

西洋医学における黄体機能不全の施術は、黄体ホルモンの補充を行う対症療法です。そのため、緊急的な施術においては、効果が期待出来ますが、体質が改善されることはないので、再発する可能性があります。

鍼灸施術は黄体機能不全の原因そのものを改善していくため、再発の可能性が下がります。

「黄体機能不全がどの程度進行しているか」、あるいは「悪い生活習慣の期間が長い」ほど、施術期間が長くなりますが、鍼灸施術を受けるたびに体質が改善され、それが基礎体温表の安定化に繋がっていきます。

(2)子宮内膜症と鍼灸改善効果

鍼灸は、子宮内膜の厚みを改善する効果もあります。

子宮内膜の厚みが無いと着床障害しにくくなり、不妊の大きな原因の一つとされています。

東洋医学における子宮内膜の異常の原因は、冷えやお血にあるとされています。下腹部の血行不良、冷え性による血行不良などが原因となります。

鍼灸施術では、腹部や腰部を温め、血の巡りを改善していきます。

定期的な施術を行うことで、内膜の血流改善につながります。(※個人差があります)

鍼灸施術で妊娠しやすい身体を整えつつ、人工授精、体外受精といった不妊施術を並行して行えます。

いろいろな不妊施術を行っても妊娠できなかった方は、鍼灸施術を受診され、元々持っている本当の身体のリズムを取り戻してはいかがですか。

初回限定料金~不妊専門のすずらん鍼灸院

執筆者

すずらん鍼灸院 院長プロフィール

すずらん鍼灸院 院長プロフィール

大島宏明 すずらん鍼灸院 院長

■経歴
昭和43年:東京都足立区生まれ
平成13年:日本鍼灸理療専門学校卒業
平成14年~16年:富山県の鍼灸院でインターン研修
平成16年:すずらん鍼灸院開業

■免許

はり師免許番号:119623
きゅう師免許番号:119533
不妊カウンセラー

■所属団体

奇経医学研究会スタッフ
経絡治療学会会員
日本不妊カウンセリング学会会員

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