Q. 高温期が長く続いてるのですがどうしたらいいでしょうか?

A 高温期が長く続く場合
1 妊娠している可能性があります。
高温期に入ると、黄体ホルモンの分泌が始まり、体温が上昇します。
黄体ホルモンの分泌は、普通なら約14日で終了し、次の生理周期が始まります。
しかし、妊娠している場合には、黄体ホルモンの分泌はそのまま続くため、体温が下がることなく、高温期がそのまま続くようになるのです。
3週間、高温期が続くようでしたら、妊娠検査薬を使って、妊娠しているかを確認してみましょう。
しかし、21日以上、高温期が続いたからといって、必ず妊娠しているわけではありません。
2 極度な疲労やストレスなどが原因の場合
3 「低温期が極端に短かった」という場合には、卵そのものが成熟していない可能性があります。
妊娠が確認出来たら、すぐに病院に行き受診することをお勧めします。
妊娠の確認には、基礎体温を付けることが重要です。
妊娠を確認だけでなく、身体の異常を早期に発見する意味でも、 基礎体温表を付けることをお勧めしています。
高温期が長くなるメカニズムについて

高温期とは、別の言葉で表現すると、「黄体ホルモン存続期間」と言います。
黄体ホルモンには体温を上げる機能があります。
寿命があり、12~16日です。 受精卵が無事着床し妊娠できた時は、黄体ホルモン →妊娠ホルモンへと変わり、高温が維持されます。
黄体存続症とは
妊娠以外の原因で、高温期が通常よりも長く続くことを、 黄体存続症(ハルバン症候群)と呼んでいます。
黄体存続症は、性交渉を行っていなくても生じ、黄体の寿命が通常よりも長いという症状です。
明確な施術法が存在せず、そのまま黄体が消滅し、生理が来るのを待つのが一般的です。
黄体存続症だからといって、身体に不調が生じるということになりません。



執筆者 すずらん鍼灸院 (東京都足立区)院長 大島宏明


大島宏明 すずらん鍼灸院 院長
■経歴
昭和43年:東京都足立区生まれ
平成13年:日本鍼灸理療専門学校卒業
平成14年~16年:富山県の鍼灸院でインターン研修
平成16年:すずらん鍼灸院開業
■免許
はり師免許番号:119623
きゅう師免許番号:119533
不妊カウンセラー
■所属団体
奇経医学研究会スタッフ
経絡治療学会会員
日本不妊カウンセリング学会会員
新刊:血流をよくすれば、不調は消えていく

お電話ありがとうございます、
すずらん鍼灸院でございます。