Q. 高温期がなくずっと低温期が続きます
A 高温期がない状態とは、上図のとおり、低温期から高温期への移行が見られず、安定した低温期が続く状態のことを言います。
このグラフパターンで疑われるのは、排卵が行われていないことです。
身体の状態が正常であれば、高温期に入る前に、必ず排卵を生じます。
排卵があると、身体の体温が上昇し、高温期へと移行します。
高温期に移行しない場合には、排卵が行われてなく、無排卵月経の可能性があります。
但し、身体に異常がない場合であっても、無排卵状態になることがあります。
このケースは、過度なプレッシャーや急なストレスを生じたときに起こることが多いです。
無排卵月経の原因は、下記のように考えられます。
- 高プロラクチン血症
- 卵巣機能不全
- PCO(多嚢胞性卵巣症候群)
- ストレス
- 極度なダイエットなどによる栄養バランスの乱れ
無排卵月経の施術は、排卵を起こすことにあります。
この施術方法は、年齢、既婚か未婚、出産経験の有無、流産の経験の有無などにより、施術方法が異なります。
ストレスや極度なダイエットが原因となって、無排卵月経を引き起こしている場合には、医師による施術も必要ですが、生活習慣を改善する努力も必要です。
タイミングから始めた不妊施術もなかなか効果が出ず、2年たって家の近くにあったすずらんさんへ。
体外受精と並行して通い、少しずつ受精卵が良くなり、初めての胚盤胞移植で妊娠できました。
※ 施術を受けた方の感想であり、効果効能を保障するものではありません。
2年間、不妊で何度もくじけそうな気持ちになっていましたが、先生の人柄、言葉もあり、自然と頑張れている自分になれました。適格な鍼灸施術と妊娠においてのメンタル面においてとても感謝しています。
※ 施術を受けた方の感想であり、効果効能を保障するものではありません。
鍼灸開始5か月後くらいに3回目の排卵では数もとれて、グレードはアップしました。移植後、無事妊娠し、順調に経過しています。
妊娠前、妊娠後ともに血流を良くすることはすごく大事です。不妊症の方は、施術の選択肢の一つとして考えてみるといいと思います。
※ 施術を受けた方の感想であり、効果効能を保障するものではありません。
執筆者
大島宏明 すずらん鍼灸院 院長
■経歴
昭和43年:東京都足立区生まれ
平成13年:日本鍼灸理療専門学校卒業
平成14年~16年:富山県の鍼灸院でインターン研修
平成16年:すずらん鍼灸院開業
■免許
はり師免許番号:119623
きゅう師免許番号:119533
不妊カウンセラー
■所属団体
奇経医学研究会スタッフ
経絡治療学会会員
日本不妊カウンセリング学会会員
新刊:血流をよくすれば、不調は消えていく
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