☆★☆子宝に恵まれる知恵とコツ(基礎体温編)★☆★
こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。
今回は、2つ目の項目である『高温期が短い』パターンについて解説します。
【基礎体温グラフの様々な波形パターン】
1.高温期が長すぎる
2.高温期が短い
3.高温期の体温が低い
4.高温期への移行に時間がかかる
5.高温期がM字型になる
6.低温期が長い
7.理想型
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始めに『高温期が短い』グラフパターンと、理想とされる基礎体温グラフパターンを見較べてみましょう。
理想的な基礎体温グラフでは、高温期の日数は約14日となっております。
これに対し、『高温期が短い』グラフパターンは低温期と比べ、高温期が一目で短いことがわかります。
理想的な高温期の日数は、14日前後ですが、もちろん、この日数には個人差があります。
必ずしもこの日数でないといけないというわけではありません。
ただ、一般的に異常であると判断される日数というものがあります。
高温期が短いケースにおいては、『異常あり』と言われる日数は、9日以下とされています。
高温期が9日以下であれば、生殖器官などに異常を起こしている可能性が高いと言われているのです。
ところで、なぜ、『高温期が短い』という症状が現れるのでしょうか。
前回では、体温が上がる原因として黄体から分泌される『黄体ホルモン』について説明しました。
黄体ホルモンは、身体の体温を上げる作用があります。
そして、黄体が消滅するまでの14日間は、体温が高い状態を維持するようになります。
つまり、高温期が短いということは、黄体が早く消滅することになります。
従って、高温期が短い場合には、第一に『黄体機能不全』の疑いが高いと言われているのです。
又、前回では、14日の高温期の後、『妊娠黄体』がつくられることで、妊娠が確定することを解説しました。
高温期の日数が少ないと、受精卵が着床しにくくなります。
もちろん、黄体機能不全だからといって絶対に妊娠できないというわけではないですが、妊娠する確率はぐんと下がってしまうのです。
黄体機能不全は、症状が軽いほど、早期に改善することができます。
そのため、少しでも異常があると感じたら、早めに専門医の診察を受けられることをお勧めしています。
このように黄体機能不全は、不妊症の原因の一つと位置づけられています。
婦人科による黄体機能不全の治療方法は一つではなく、症状や年齢、生殖機能の状態などによって違ってきます。
また、医師による治療だけでなく、「冷え対策」「生活習慣の改善」「ストレス解消」などの自己改善も当然必要になります。
(続く)
すずらん鍼灸院
院長 大島宏明
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