自律神経失調症の症状と誤診~子宝に恵まれる知恵とコツ(自律神経編Vol.8)

☆★☆子宝に恵まれる知恵とコツ(自律神経編)★☆★

 

こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。

自律神経に異常が生じると、とても曖昧な症状を訴えるようになります。

 

そのため、自律神経の異常は、一般的に発見しにくい疾病と言われています。

自律神経の異常でよく知られている病名に、『自律神経失調症』がありますが、心身に現れる主な症状に次のようなものがあります。

 

【自律神経失調症の主な症状】
「頭が重いし、腰が痛い」
「身体がだるいし、手が冷える」
「生理不順がひどく、肩がこる」」
「なんとなく身体が重い」
「耳鳴りがするし、夜眠れない」

 

これらの症状をみる限り、「身体の一体、どこが悪いのか」医師にも見分けがつきにくいのです。

通常、これらの症状で初診を受けるときは、多くの人は、内科などの一般医か婦人科を選択することになります。

 

内科や婦人科では血液検査などを行いますが、「異常なし」と診断されることが多いです。

そのため、「単なるストレス」や「疲れ」のように診断され、栄養剤やストレス軽減の処方をされることになります。

 

その後、身体の不調が改善されないと、「うつ病」や「更年期症状」などに診断され、それに合わせた治療を行うことになります。

しかし、うつ病や更年期障害の治療を行ってもなかなか治らないため、もしやと思い、専門医で調べたら、自律神経失調症が発見されるということが実際にあります。

 

このような背景から、自律神経失調症の発見は遅れがちにあり、時には、間違った薬による処方を知らずのうちにされていることもあるのです。

自律神経失調症、うつ病、更年期障害は、見分けのつきにくい症状です。

この点は、やはり注意する必要があります。

 

 

すずらん鍼灸院
大島宏明



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