おりものの役割について~子宝に恵まれる知恵とコツ(排卵日編Vol.10)

 

☆★☆子宝に恵まれる知恵とコツ(排卵日編)★☆★

 

こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。

以前のブログで、おりもの症状について少し解説しました。

 

おりものは、大人の女性なら誰もが起きる症状です。
しかしながら、おりものについて、正しく理解されている女性は意外に少ないのです。

そこで、今回より、「おりものが果たしている重要な役割」についてお話しようと思います。

 

ところで、おりものとは具体的にどのようなものなのでしょうか。

おりものは、膣口から出でくる粘液をいい、その粘液は、子宮内膜、子宮頸管、膣などの生殖器官から出された粘液などが混ざったものを言います。

女性のなかには、「おりものが多くて困っている」など、迷惑されがちな現象ですが、おりものはとても大切な役割を果たしています。

 

女性にとっておりものは、「健康のパロメーター」とも言われ、おりものの状態からいろいろな病気を発見することができます。

ここで、おりものが果たしている大切な働きを次に紹介いたします。

 

1.ウイルスやばい菌の進入を防ぐ
2.精子が膣内に入りやすいように働きかける

 

上記で紹介したように、おりものにはウイルスや雑菌などの進入を防ぐ役割を果たすとともに、膣内に雑菌が入ってもそれを排出する自浄作用をもっております。

そして、体内の老廃物を排出する役割を担っているのです。

 

また、妊娠を希望する女性にとっては、精子と卵子が出会いやすくなることで、妊娠の確率を上げることが出来ます。

おりものは、精子が膣内に入りやすくするための、性交渉時の潤滑を促進する役割も担っています。

そして、精子はアルカリ性に対し、膣内環境は酸性です。

中和反応により膣内に精子が入ったら、精子は早く消滅してしまいます。

 

しかし、おりものはアルカリ性です。アルカリ性の精子がアルカリ性のおりものに囲まれることによって精子の寿命を長く持たせる働きがあるのです。

 

このように、おりものには、抗菌作用と受精を助けるというとても大切な役割を果たしているのです。

 

すずらん鍼灸院
院長 大島宏明



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