一般不妊治療の種類~子宝に恵まれる知恵とコツ(体外受精編VOL.6)

☆★☆子宝に恵まれる知恵とコツ(体外受精編)★☆★

 

こんちには。すずらん鍼灸院の大島です。

本日は、一般不妊治療について詳しく解説致します。一般不妊治療は、一般的に次のステップで進むことになります。

 

ステップ1:【自然妊娠法によるタイミング法】

ステップ2:【薬物療法(薬を使ったタイミング法)】

ステップ3:【人工授精】

 

 

【ステップ1】自然周期によるタイミング法(初診)
治療期間:3か月前後

最初に産婦人科に訪れた時に行われる不妊治療が自然周期によるタイミング法になります。

まずは、基礎体温表をつけることから始めます。

基礎体温表から排卵日を予測し、排卵日が近づいたら病院にいき、病院の設備などを利用して、より精確な排卵日を予測します。

産婦人科で行うタイミング法の回数は3周期が目安です。

 

【ステップ2】薬を使用したタイミング法
期間:半年~1年

自然妊娠法によるタイミング法で妊娠が実現しなかった場合には、薬や注射による排卵誘発剤を使ったタイミング法を行います。

 

この段階では排卵誘発剤を使うことにより、人工的に排卵を促し、卵の数を増やしていきます。

通常、卵の数は一つですが、卵の数が2倍以上に増えることにより、妊娠の確率を高めようとするものです。

そのため、妊娠の確率が自然妊娠の2倍以上になると言われています。

 

最初は飲み薬による排卵を促しますが、5、6周期行っても妊娠できない場合は、注射による排卵の誘発を行います。

しかし、薬による副作用のリスクがあり、双子や三つ子が生まれる可能性があり、抵抗を感じる患者さんも少なくないのが現状です。

 

これらのリスクを医師がお話し、納得したうえで排卵誘発剤によるタイミング法を行うことになります。

 

【ステップ3】人工授精(AIH)
期間5~10回

人工授精は、質の高い精子を採取し、排卵日に合わせて子宮に精子を送り、妊娠を促す治療法をい言います。

通常の性交渉では、精子の運動能力が低い場合には、精子が子宮まで到達せずに消滅してしまうことになります。

 

そのため、妊娠に至ることはありません。

人工授精では、精子を直接、膣の奥、つまり、子宮まで入れることにより、受精の可能性を高める治療法をいいます。

なお、人工授精には自然妊娠によるものと、排卵誘発剤を使う二つの方法がありますが、一般的には 排卵誘発剤を使って妊娠を促します。

 

・・・

 

一般的には上記の3ステップで不妊治療が進むことになりますが、身体の状態、年齢などによってステップ2、あるいはステップ3から治療を開始することもあります。

 

(次回に続く)

 

すずらん鍼灸院
大島宏明

 

 



すずらん鍼灸院