☆★☆子宝に恵まれる知恵とコツ(体外受精編)★☆★
こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。
前回では、1978年の「体外受精-胚移植」の成功以来、進展してきた生殖医療技術は「高度生殖医療」と呼ばれるようになったことを説明しました。
その後、高度生殖医療は以下の4つのタイプの医療技術が誕生するようになりました。
【高度生殖医療のタイプ】
■顕微授精
■接合子卵管内移植(ZIFT):ジフト法
■卵管内配偶子移植(GIFT):ギフト法
■体外受精-胚移植法
今回は、これらの4つの高度生殖医療について、詳しく解説してまいります。
■顕微授精
顕微授精とは、文字通り顕微鏡を使用して、精子と卵子を直接受精させる方法を言います。
顕微授精は、特殊な細い針を用い、針内に精子を吸引し、卵の細胞内に直接精子を注入して受精を図ります。
医学的には、体外受精の一種であると言われておりますが、実際に治療を行う医療現場においては、体外受精と別の治療法として分類されています。
※顕微授精については、本シリーズで後ほど詳しく解説致します。
■ギフト法(卵管内配偶子移植)
卵子と精子を直接、卵管内に移して妊娠を促す方法を言います。
前回解説した体外受精-胚移植と似ておりますが、体外受精が精子と卵子が受精・分裂を生じた後に子宮内に戻すのに対し、ギフト法は受精を待たずに、子宮内に戻す作業を行います。
■接合子卵管内移植(ZIFT):ジフト法
身体の外で精子と卵子を受精させた受精卵(前核期胚)を子宮内に移して妊娠を図る方法を言います。
上記のギフト法と異なる点は、ギフト法は受精を待たずに子宮内に戻すのに対し、ジフト法は1日あるいは数日培養して、受精が始まった段階で子宮内に戻します。
ジフト法は、体外受精とギフト法の中間のような治療法です。
■体外受精-胚移植
略して体外受精と呼ばれます。精子と卵子を取り出し、培養液で受精し、分裂後に子宮内に戻します。
ジフト法は、受精が始まった段階で子宮に戻すことに対し、体外受精は、受精して分裂の後に子宮内に戻す点で異なります。
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このように、高度生殖医療は4つの治療法に分類されます。
一般的な高度生殖医療においては、体外受精(体外受精-胚移植)から始まり、それでも妊娠できなかった場合、顕微授精に移行されることが一般的な治療の流れであります。
(次回に続く)
すずらん鍼灸院
大島宏明
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