交感神経の働き~子宝に恵まれる知恵とコツ(自律神経編Vol.3)

☆★☆子宝に恵まれる知恵とコツ(自律神経編)★☆★

 

こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。

自律神経は、ホルモンバランスと深い繋がりがあり、「交感神経」と「副交感神経」の二つの神経があることを、前回解説しました。

この二つの神経が、ともにバランスよく働くことによって、女性は、健康生活を維持できると共に、妊娠に適した身体の状態を維持できるようになります。

 

このうち、交感神経は、「目が覚めていると時」、あるいは「活発に活動している時」に働く神経です。

交感神経が活発に働くと、心拍数と血圧を上げ、身体にエネルギーが溢れているような状態になります。

そして、交感神経は、朝の目覚めと共に次第に活発化し、昼にピークになり、夜が近づくと低下するようになります。

 

この交感神経の働きが常に弱い状態だと、昼の時間においても、だるさ、無気力、倦怠感、集中力の低下などを引き起こすようになります。

会議中に眠くなったり、車の運転中に眠くなったりするのは、交感神経の働きが弱まったことに原因があります。

 

又、交感神経は、運動しているときや仕事をしているときに活発に活動しますが、身体を動かしているときだけに活発に働くわけではありません。

身体を動かしていなくても、緊張していたり、精神的な圧迫を強く感じたり、不安を強くもつことによっても、働きかけます。

 

現代は、ストレス社会であり、何もしていなくても常に強いストレスや不安を感じている方も多いようです。

深夜まで仕事をしている方も多く、交感神経が一日中働き、副交感神経の働きが低下しやすい状態にあるのです。

健全な生活をしていくためには、交感神経が適度に働いている必要があります。

常に臨戦態勢のような状態が長く続いてしまうと、イライラや感情の起伏を起こしやすくなります。

 

このように、現代人は、交感神経が常に活発に働いているため、副交感神経の働きが低下しがちにあります。

そのため、この副交感神経の働きを意図的に高める必要があるように思います。

次回は、副交感神経について解説いたします。

 

すずらん鍼灸院
大島宏明



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