専門医での不妊治療～子宝に恵まれる知恵とコツ（不妊症編Vol.5）

☆★☆子宝に恵まれる知恵とコツ（不妊症編）★☆★

 

こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。

「不妊治療とはどうゆうことをするの？どこの病院に行けばよいの？」

今までに不妊治療の経験がない方なら、最初は不安に思われるかと思います。

一般的に不妊治療は、婦人科や産婦人科、不妊専門のクリニックで行っています。

 

他にも鍼灸、漢方、サプリなどもが、不妊を克服する方法として知られています。

出来るならば、婦人科などの病院に通うことなく、自然妊娠したいというニーズは多くありますが、これらについては、後日解説したいと思います。

 

今回は、基本的知識として、不妊治療として最も良く知られている婦人科による不妊治療の内容について解説したいと思います。

 

***

 

婦人科での不妊治療には、いくつかのステップ（段階）があります。

もちろん、不妊の原因によって治療方針が変わることがありますが、一般的に行われる不妊治療のステップは次の通りとなります。

 

【不妊治療の基本的ステップ】

タイミング法
↓
人工授精
↓
高度生殖医療

 

婦人科では、基本的な検査が終わった後、身体に負担の少ない治療法から段階的に行っていきます。

 

【タイミング法とは】

基礎体温表をつけて排卵日を事前に予測し、妊娠しやすい時期にタイミングを合わせて性交渉を行います。

 

【人工授精（AIH）とは】
タイミング法を行って妊娠できなかった場合、あるいは生殖器官に異常がある場合に行う治療法。
人為的に良好な精子を選別し、それを子宮内に入れて妊娠を実現します。

 

【高度生殖医療とは】
人工授精を行っても妊娠できなかった場合に行う不妊治療。
体外受精（IVF-ET）と顕微授精（ICSI）があり、通常、体内で行われる受精を身体の外で行わせ、その後、受精卵を子宮内に移植します。

 

これらの３つのステップで最もポピュラーなのがタイミング法です。

タイミング法は、性交渉のタイミングを合わせて妊娠を実現する方法で、自然妊娠に分類されます。

精神的にも経済的にも負担が軽いので、不妊治療として最初に行うことが出来る代表的な治療方法です。

 

ステップが進むほど高額になり、高度生殖医療においては、保健適用外となり、数十万円以上の高額の費用がかかるようになります。

ただ、高度生殖医療においても、必ず妊娠できるとわけではありません。

高度生殖医療における技術は年々高まっているものの、成功率は、現時点で30％にも満たないと言われています。

 

又、先生の腕にも個人差があり、成功率が３０％を越えると腕が良いということで評判になる傾向があります。

 

（次回に続く）

 

すずらん鍼灸院
大島宏明