自律神経の乱れと不妊の関係~子宝に恵まれる知恵とコツ(自律神経編Vol.7)

☆★☆子宝に恵まれる知恵とコツ(自律神経編)★☆★

 

こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。

前回では、自律神経が乱れることによって、ホルモンバランスにも悪い影響を与えることをお話しました。

自律神経の乱れは、ホルモンバランスをコントロールする脳下垂体の機能に悪影響を与えますが、子宮や卵巣の機能にも、直接、悪影響を与えることになります。

 

なぜなら、自律神経が乱れると血行不良を生じるようになるからです。

血行が悪くなると、子宮や卵巣への血液の巡りも悪くなります。

 

そうなると、子宮や卵巣に新鮮な酸素や栄養が届きにくくなると同時に、冷えやすくなります。

その影響により、子宮や卵巣の機能が低下し、排卵や生理に悪い影響が生じやすくなり、不妊体質を促進することになるのです。

 

もちろん、自律神経が乱れると、子宮や卵巣以外に手足の冷えなども起きるようになります。

血液は、心臓から送り出され、「内臓(胴部)→下半身→胴部→頭部」を巡り、心臓に戻ります。

そして、再び、心臓から送り出されます。

 

このように、血液は、身体全体を循環しているため、身体の一部で血流が悪くなると、身体のいたるところで、様々な異常を生じる可能性があります。

そのため、子宮や卵巣だけを治療しても、手足に冷えが生じていれば、子宮や卵巣の冷えが再発し、根本的な解決にはならないのです。

 

自律神経の乱れによる不妊体質を改善するためには、『身体全体のバランスを整えていく』という
東洋医学的な概念がどうしても必要になるのです。

 

すずらん鍼灸院
大島宏明



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