排卵日を予測する方法(その3)~子宝に恵まれる知恵とコツ(排卵日編Vol.9)

☆★☆子宝に恵まれる知恵とコツ(排卵日編)★☆★

 

こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。

今回は、排卵日を予測する方法として、下記の4~7について、解説致します。

 

【排卵日を予測する方法】
1.LH検査法(尿検査)
2.超音波断層法
3.オギノ式
4.ホルモン測定法
5.排卵痛・排卵出血
6.基礎体温表をつける
7.子宮頸管粘液法(おりものの調査)

 

以前に解説したLH検査法では、LH(黄体形成ホルモン)が大量に分泌されることを計測して、排卵日を予測します。

これに対し、ホルモン測定法とは、LHとは別のホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)がピークに達した時点を検査する方法を言います。

 

排卵直前には、LHが大量に分泌されますが、LHの分泌が始まる前に、エストロゲンの分泌が先にピークを迎えるようになります。

ホルモン測定法とは、エストロゲンの分泌がピークを迎える時期を調べ、そこから排卵日を特定する方法を言います。

 

ホルモン測定法は、血液検査で行うため、LH検査法のように自宅で検査することはできません。

 

5.排卵痛(中間痛)・排卵出血
下腹部の痛みや出血の状況から排卵日を予測する方法となります。

排卵とは、卵胞から卵子が飛び出す現象をいいますが、このときに痛みや出血を生じることがあります。

通常は、排卵の約6時間前から鈍い痛みを感じ、排卵が近づくと痛みが次第に強くなります。

但し、排卵痛には個人差がかなりあり、今ではあまり役に立たない測定法と言われています。

 

6.基礎体温表をつける
以前に解説したように、基礎体温グラフを使い、基礎体温の高低や波形パターンから排卵日を予測する方法を言います。

 

7.子宮頸管粘液法(おりものを引っ張るテスト)

以前に解説したように、おりものの状態から排卵日を予測する方法を言います。

 

・・・

 

排卵痛やおりものの状態から排卵日を予測する方法は、お金がかからずシンプルにも見えますが、個人差がかなりあり、排卵痛やおりものの伸びが生じたからといって、排卵を生じているとは限らないです。

そして、実際に排卵が来ても、排卵痛がなかったり、おりものの伸びがないということもよくあります。

ホルモン療法は精度は高いかもしれませんが、個人で測定できるものではありません。

 

基礎体温法については、最もポピュラーですが、毎日計る必要があり、専用の基礎体温計を購入
する必要があります。

季節やちょっとした精神の不安定にも基礎体温に敏感に反応するので、体温推移が不安定になりやすく、排卵日を確実に特定できるものでもありません。

 

いずれの測定法についても、メリット・デメリットがあります。

そのため、基礎体温表をつけつつ、他の方法を一つ採用して、ダブルチェックで行う方法が、ベターなのではないかと思います。

 

すずらん鍼灸院
院長 大島宏明



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