☆★☆子宝に恵まれる知恵とコツ(排卵日編)★☆★
こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。
今回は、排卵日とタイミングについて、結論的なお話をしたいと思います。
以前に、WHO(世界保健機関)における排卵日の定義を紹介しました。
【WHOにおける排卵日の定義】
1.最低体温日
2.体温陥落日
3.低温期最終日
4.高温期初期導入日
日本における一般的な排卵日の定義は、基礎体温表でいうところの「体温陥落日」にあるとされております。
近年、日本において、不妊の問題が深刻化し、その研究がより急務となってまいりました。
そこで、日本不妊学会では、超音波で排卵日と基礎体温との一致率を調査し、以下のような調査報告を発表されました。
1.最低低温日 51.8%
2.体温陥落日 56.3%
3。低温最終日 62.5%
4.高温相初日 26.8%
WHOと日本不妊学会の調査項目の1~4の項目は、表現は違いますが、それぞれ意味は一緒です。
日本不妊学会における調査では、体温陥落日よりも、低温期最終日に排卵日の確率が高いという結果になっております。
他の調査報告では、「最低低温日の排卵日の確率は10%未満であり、75%が高温期上昇期の1~3日に集中している」という報告も発表されました。
医師の多くは、「体温陥落日が排卵日」と主張していますが、超音波技術の発達により、排卵日を精密に調べられるようになり、近年においては、「排卵日は体温陥落日以外にも起きる」とする論調が正しいという見解に変わりつつあります。
しかし、多くの医師が、「排卵日は体温陥落日」というのは、けっして間違いでもありません。
例えば、ここで解説した4つの可能性をすべて説明したら、多くの女性は困惑し、いったい何が排卵日かわからなくなると思います。
説明を簡略化し、基礎体温表の定義を初心者にわかりやすく説明するために、「体温陥落日を排卵日」と特定されていると思います。
卵子の寿命は24時間、精子は2~5日間です。
高温期上昇期の3日前に性交渉を行い、例え、高温期上昇期に排卵があったとしても、精子の寿命は最長5日間なので、精子の寿命が尽きずに残っている可能性が十分にあります。
「排卵日は一体いつなのか」にこだわりすぎるよりも、『体温陥落日前の3日、体温陥落日、陥落後の1日の計5日間が最も妊娠しやすい時期』と考えることが妥当なのではないかと考えております。
(続く)
すずらん鍼灸院
院長 大島宏明
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