妊娠しやすい身体づくり(経絡(ツボ押し)・鍼灸その2)~子宝に恵まれる知恵とコツ(不妊症編Vol.18)

 

☆★☆子宝に恵まれる知恵とコツ(不妊症編)★☆★

 

こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。

前回に引き続き、8つ目のテーマである「経穴(ツボ)刺激・鍼灸治療」について解説致します。

 

【妊娠しやすい身体作り~9つのコツ】
●食生活の見直し~身体を温める食事/冷やす食事
●体温を上げ、基礎代謝を高める
●足湯・半身浴
●服装・室内環境の見直し
●有酸素運動の進め
●サプリメントの摂取と見極め方
●漢方治療
●経穴(ツボ)刺激・鍼灸治療
●心の調和とイメージングの力

 

西洋医学では、不妊の原因を局部的な部位に焦点を当てて治療を行います。

これに対し、鍼灸はオーダーメイドによる治療を行います。

個人の体質は、「肥満気味」「痩せている」「身体が冷たい」「ストレスの度合い」「年齢」など様々です。

 

冷え症一つとっても、「手が冷えている」「足が冷えている」「お腹が冷えている」など、異常を起こしている身体の部位もバラバラです。

そのため、鍼灸においては、「不妊に効くツボは、これとこれ」というように断定することは出来ず、全て一律に同じツボを使用するという考えはないのです。

 

不妊治療というのは、患者さんの不調の原因を特定しないと、効果的な治療を行うことが出来ず、効果も半減してしまいます。

西洋医学の一律的な治療では解決できなかった問題でも、鍼灸治療においては、患者さん一人一人の体質に合わせた治療を行うため、その治療効果が、近年、注目されるようになったのです。

 

又、鍼灸治療においては、生殖器官の免疫力を高めると同時に若返らせる効果があります。

中には、すでに高度生殖医療をご検討されている女性においても、「より、妊娠効果を高めたい」という理由で鍼灸治療を並行して、治療されるケースもあります。

 

このように、西洋医学において不妊の原因が特定出来ないと診断されても、東洋医学においては、原因を特定できることが多いです。

東洋医学における鍼灸治療においては、患者さんの不調の原因を特定し、個人の体質にあった治療を行うことに目的があります。

 

不妊症の治療に鍼灸が効果的と言われる理由には、このような背景があるのです。

当院においても、東洋医学における伝統療法を用い、不妊体質を根本的に改善し、妊娠に適した本来の元気な身体を作ることを目的としております。

 

(続く)

すずらん鍼灸院
大島宏明



すずらん鍼灸院