自律神経と不妊体質の関係~子宝に恵まれる知恵とコツ(自律神経編Vol.5)

☆★☆子宝に恵まれる知恵とコツ(自律神経編)★☆★

 

こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。

前回までに解説した交感神経と副交感神経の働きを比較すると、副交感神経の働きが重要で、副交感神経の働きを活性化させればよいと誤解されることがあります。

 

しかし、交感神経の働きが弱くなりすぎても問題です。

もし、副交感神経が一日中働き、昼間の仕事時間にいつも眠い状態であれば、社会生活そのものが成り立たなくなります。

交感神経、副交感神経の双方が、必要なときにバランスよく働いてくれることが最も望ましいのです。

 

ただ、深夜仕事や深夜番組の影響により、夜型生活が中心となりました。

そのため、夜になっても副交感神経が働きにくくなり、不眠症、あるいは睡眠時間をたっぷりとっても、身体の疲れがとれないという人が大変増えるようになりました。

 

こういった影響も、副交感神経の働きの低下が大きな原因の一つとされております。

現代の日本人は、一般的に交感神経が働きすぎて、副交感神経の働きが低下傾向にあります。

これまで解説してきたように、自律神経の乱れを簡単に述べれば、「副交感神経と交感神経のバランスの乱れ」になります。

 

自律神経は、脳や脊髄などの中枢神経と密接な関係があります。

つまり、自律神経が乱れると中枢神経の働きが乱れるようになり、身体全体に様々な異常を引き起こすようになります。

その影響により、妊娠にとって大切な機能でもあるホルモンバランスにも悪影響を与えることになるのです。

 

ホルモンバランスが乱れると子宮や卵巣機能が低下し、排卵の異常や基礎体温の乱れを生じるようになります。

そういった意味で、副交感神経の機能を高めることにより、健全で健康な身体をつくり、妊娠に適した身体つくりを事前に行うことをお勧めしているのです。

 

すずらん鍼灸院
大島宏明



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