自律神経失調症と東洋医学の関係(その1)~子宝に恵まれる知恵とコツ(自律神経編Vol.9)

☆★☆子宝に恵まれる知恵とコツ(自律神経編)★☆★

 

こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。

これまで、西洋医学的な見解を中心に、自律神経失調症の症状について紹介しました。

自律神経失調症を「自律神経の乱れ」と定義するなら、ホルモンバランスの乱れも、広義の意味では、自律神経失調症の症状の一つと言っても良いでしょう。

 

不妊症の治療と自律神経失調症の治療は、身体の状態によっては、イコールになる可能性も十分に考えられると思います。

つまり、自律神経を整えることで、不妊症を克服するヒントが発見できるとも考えられるのです。

 

ところが、不妊症も自律神経失調症も、西洋医学が年々進歩していても、患者さんが減るどころか増えています。

この原因には、西洋医学が、生活習慣病や神経系の病気の治療を不得意としていることに起因しているのです。

 

西洋医学の治療は、まず、身体の悪い部分を具体的に特定します。

例えば、「胃が悪い」「肝臓が悪い」「心臓が悪い」など、身体の悪い部分を具体的に特定し、患部を集中的に治療することを治療の趣旨とします。

 

しかし、生活習慣病や神経系の疾患は、「身体がだるいし、腰が痛い」「下痢気味で頭痛がして、手足が冷える」などのように身体の悪い部分を特定しにくく、かつ身体の臓器に異常が見られないことが多いです。

 

自律神経は、身体の隅々まで密接に繋がっています。

自律神経に異常を生じると、身体の端から端まで、どこに異常を生じてもおかしくはないのです。

 

このように、治療の趣旨からも、身体のいたるところに異常を訴える生活習慣病や神経系の疾患を、西洋医学が不得意とするのは当然のことなのです。

そこで、東洋医学的な治療に、近年、注目が集まり始めたのです。

 

すずらん鍼灸院
大島宏明



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