体外受精 – 胚移植(着床)について~子宝に恵まれる知恵とコツ(体外受精編VOL.12)

 

☆★☆子宝に恵まれる知恵とコツ(体外受精編)★☆★

 

こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。

前回では、培養について説明しました。

 

【ステップ1】排卵誘発

【ステップ2】採卵

【ステップ3】精子の採取

【ステップ4】培養

【ステップ5】胚移植

【ステップ6】確認

 

「採卵」「培養」「胚移植(着床)」の3要素が妊娠できるかどうかの関門であることを前回までに紹介しました。

ところで、これらの各ステップの成功確率はどのくらいでしょうか。

簡単にまとめると、以下のようになります。

 

【各ステップにおける平均的な成功確率】
■採卵 90~95%
■受精 78~82%
■胚移植(着床)20~23%

 

体外受精をお受けになられた患者さんの95%は採卵のステップを無事、通過しております。

そして次の受精のステップで成功する可能性は平均80%と言われています。

しかし、胚移植(着床)の段階になると成功確率がぐんと下がり、20%台まで落ちてしまいます。

 

これを踏まえると、如何に「胚移植(着床)」が体外受精の成功にとって最大の難関であるかがおわかりかと思います。

参考までに、着床後、流産になる可能性は15%と言われており、無事、着床できれば、85%の人が妊娠できることになります。

 

ところで、胚移植とはどのようなことを行うのでしょうか。

胚移植とは、受精し、分裂した胚盤胞を女性の胎内に移植することをいいます。

移植後、女性の体内で着床を待つことになります。

次回は、胚移植について詳しく解説致します。

 

すずらん鍼灸院
大島宏明



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