☆★☆子宝に恵まれる知恵とコツ(排卵日編)★☆★
これまでに、排卵日と妊娠のタイミングについて、少し紹介させていただきましたが、今回は、より詳しく解説していきたいと思います。
日本医学においては、排卵日とは、基礎体温表でいうところの「体温陥落日を排卵日」と定義して
います。
そのため、体温陥落日にタイミングを合わせて性交渉を行うという考えが主流になっています。
しかし、WHO(世界保健機関)で定義している排卵日とは次の4つを定義しています。
1.最低体温日
2.体温陥落日
3.低温期最終日
4.高温期初期導入日
WHOの定義を見ますと、体温陥落日だけが排卵日ではなく、その他にも、「最低体温日」「低温期最終日」「高温期初期導入日」の3つの可能性を示唆しているのです。
また、最近、出された研究論文においては、排卵日は「体温上昇日から3日間に集中する」という報告もありました。
確かに、基礎体温表には個人差があり、必ずしも理想的なグラフのような描き方をするとは限りません。
体温陥落日がどの日なのか、わかりにくいこともよくあります。
身体の体質は人それぞれなので、現実的にはおよその体温陥落日、例えば生理から「12~14日の間」ということはわかっても、具体的な体温陥落日を特定するのは、難しいのではないかと思われます。
そのため、具体的な体温陥落日を特定して、その日に合わせて性交渉を行うというよりも、「体温陥落日と思われる日の前後の数日間」あるいは、「低温期と高温期の境目の前後の数日」に排卵日があると定義する方がより現実的なのではないかと思われます。
「最良のタイミングとは何か」をより詳しく述べると、「排卵日」というよりも、「新鮮な精子と新鮮な卵子が出会うタイミング」になります。
必ずしも「排卵日こそが最良のタイミング」とはいえない面があるのです。
次回は、タイミングについてより詳しく解説致します。
すずらん鍼灸院
院長 大島宏明
お電話ありがとうございます、
すずらん鍼灸院でございます。