☆★☆子宝に恵まれる知恵とコツ(不妊症編)★☆★
こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。
今回は、「妊娠しやすい身体つくり~9つのコツ」の7つめのテーマである、「漢方治療」について解説致します。
【妊娠しやすい身体作り~9つのコツ】
●食生活の見直し~身体を温める食事/冷やす食事
●体温を上げ、基礎代謝を高める
●足湯・半身浴
●服装・室内環境の見直し
●有酸素運動の進め
●サプリメントの摂取と見極め方
●漢方治療
●経絡(ツボ)刺激・鍼灸治療
●心の調和とイメージングの力
漢方治療は、西洋医学ではなく、東洋医学の分類に入ります。
漢方は、物理療法である鍼灸治療と並ぶ代表的な東洋医学とされています。
西洋医学においては薬による治療が中心ですが、薬には、人間の体内に含まれていない成分が含まれています。
そのため、体内に存在しない成分が体内に入るため、身体の防衛本能として、拒絶反応を起こすことがあります。これが副作用と呼ばれる現象になります。
これに対し、漢方は、動物・植物などの自然のものから構成されています。
動植物の成分は、人間の体内に存在している成分でできているため、拒絶反応が起きる心配が遙かに少なくなります。
「漢方薬は、副作用の危険性が薬と比べて少ない」と言われる理由に、このような背景があるのです。
漢方医学は、西洋医学と異なり、独特の方法で不妊の原因を見つけ出します。
原因となっている体質・症状などを見つけ出し、体質・症状に合った漢方薬を処方することが大きな特徴になります。
西洋医学では、子宮や卵巣内の異常を見つけるといった、局部的な治療が中心となります。
これに対し、東洋医学では、不妊の原因を臓器(子宮、卵巣)のみに求めることはありません。
臓器を取り巻く身体全体の気の流れを観察しながら、全身のバランスを整え、子宮内に流れる悪血(おけつ)を防ぎ、新鮮な気(血液)が臓器に流れるようにすることで、臓器の健康を取り戻すという考えがあるのです。
漢方薬の配合については、症状によって様々です。
「血の循環が特に悪い」
「冷えの症状がひどい」
「血の質が悪い」
「ストレスがたまっている」
などの他、
近年においては、基礎体温表をつけて、身体の状態をより具体的に観察し、漢方薬を処方するという方法をとる漢方医も増えているようです。
また、薬による副作用が心配という女性が増えており、鍼灸と漢方を併用して、治療を行うという新しい不妊体質克服法が注目され始めております。
ホルモン療法や薬による治療に抵抗を感じる女性にとって、鍼灸・漢方治療の併用は安心して取り組める治療法であり、マスコミ、雑誌等でもようやく取り上げられるようになったのです。
(続く)
すずらん鍼灸院
大島宏明
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