排卵日と妊娠のタイミング(その4)~子宝に恵まれる知恵とコツ(排卵日編Vol.16)

 

☆★☆子宝に恵まれる知恵とコツ(排卵日編)★☆★

こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。

 

前回では、精子の寿命は2~5日(平均3日)、卵子は6~24時間であり、新鮮な精子と卵子が
タイミング良く出会うことが望ましいことを説明しました。

精子、卵子の寿命については、病院で精密検査でもしない限り、詳しく知ることはほぼ不可能です。

 

又、個人で排卵日を確実に予測することも難しく、基礎体温表をつけても、排卵日は予測の域を超えません。

精子や卵子の移動速度においても、病院で調べない限り、ほとんど不可能な状態です。

現実的には、精子と卵子が新鮮な状態で出会うように確実にタイミングを合わせることは、ほぼ不可能なのではと思います。

 

そこで、「具体的にどのようにすればよいのか」という疑問が当然起きてくるかと思います。

妊娠しやすい期間として、「排卵日前後の5日間」ということを一度は耳にされた女性もいるかと思います。

これは、精子の平均寿命を3日、卵子の平均寿命を1日とし、精子と卵子のスピードを平均的な移動速度と仮定して、「5日間」と計算されたものといえるでしょう。

 

つまり排卵日前の3日、排卵日、排卵日後の24時間(1日)を合計した5日間ということになります。

ただ、卵子や精子の質や速度は、身体の状態だけでなく、ストレスなどのちょっとした精神状態にも敏感に反応します。

卵子や精子に元気がないと、移動速度が低下して卵管まで辿り着かず、仮に辿り着いても質が劣化しているため、受精することなく消滅しやすくなります。

 

このようにタイミングの概念も大切ですが、精子や卵子の質や移動速度も大切な要素になることをおわかり頂ければ幸いです。

 

(続く)

 

すずらん鍼灸院
院長 大島宏明



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