高齢世代の体外受精の成功確率(その2)~子宝に恵まれる知恵とコツ(体外受精編VOL.17)

☆★☆子宝に恵まれる知恵とコツ(体外受精編)★☆★

 

こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。

前回に引き続き、40歳前後の体外受精について解説してまいります。

女性の身体は加齢と共に、生殖器官の機能が低下し、卵子の質が劣化します。

 

世代別における体外受精の妊娠確率は、平均すると約70~75%ですが、35才で40~50%、40才で20%前後、40才中盤以降になると5%未満になると言われています。

体外受精においては、40才においても5人に1人が妊娠していることになります。

この20%という数値は、あくまで全国医療機関の平均値です。

病院によっては、非常に高い成功率を保っているところもあります。

 

このように、高齢出産の年齢の定義は35才以上となっていますが、35才以降においても、体外受精の妊娠成功の割合は自然妊娠と比べても明らかに高い数値となっています。

体外受精においても、40才、そして40代中盤になるとどうしても低くなります。

40代中盤以降ではさらに5%未満となってしまいます。

 

これを見てがっかりされる女性もいるかもしれませんし、また、40代中盤以降でも妊娠できる可能性があると希望を持たれた女性もいるかと思います。

高齢が原因で、体外受精で成功しない大きな要因は生殖器官の機能低下にあります。

この生殖器官の働きは、20代の状態まで戻すことは不可能かもしれませんが、治療方法や生活習慣の改善などにより、生殖器官の機能をより高めることができるのです。

 

東洋医学的観点を踏まえつつ、体外受精を受けることで、さらに高齢出産の確率を高められることが近年、証明されつつあります。

 

すずらん鍼灸院
大島宏明

 



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