クロミフェン療法について

Q クロミフェン療法は、どのような治療ですか?

Q タイミング法で妊娠できず、次のステップに進むことになりました。クロミフェン療法を行うと聞きましたが、いったいどのような治療を行うのですか?また、クロミフェン療法の妊娠する確率はどのくらいですか?

 不妊治療の基本ステップとして、初めに6大不妊検査を行った後にタイミング指導を行います。

タイミング指導は通常6か月行われますが(但し、個人差有り)、6か月間、タイミング指導を行っても妊娠できない場合には、次のステップとして薬物療法が行われるようになります。

薬物療法は3つのタイプがある

薬物療法は、生殖器官の状態によって主に次の3つに分けられます。

■クロミフェン療法
クエン酸クロミフェンと呼ばれる内服液による治療を言います。
比較的症状の軽い排卵障害に行われます。

■hMG-hCG療法
ゴナドトロピン療法とも言われます。hMG注射とhCG注射の二つの注射を行います。クロミフェン療法よりも強い排卵作用があります。

■ドーパミンアゴニスト療法
ブロモクリプチンやテルグリッドと呼ばれる薬剤を使用して行われます。血中プロラクチンの異常が原因で排卵障害や無排卵を起こしているときに行われます。

クロミフェン療法は症状が軽い場合に使われる

クロミフェンは、無排卵の治療薬として最も使われている薬です。

クロミフェンは、視床下部や脳下垂体に排卵が生じるように働きかけを行い、卵胞の発育を刺激するようになります。クロミフェンは、生理周期の5日目から、1日1錠ずつ、五日間内服し、内服してから2週間後に排卵を促すことを目的とします。

1錠で排卵が起きない場合には、1日2錠と増やしていきます。

なお、3錠以上に増やすことも可能ですが、社会保険上は1日2錠までしか認められず、3錠以上になると保険適応外となります。

通常は、2周期、または3周期行い、それで排卵しない場合には強い排卵誘発剤を用いるようになります。

(画像:荒木重雄 医学書院 不妊治療ガイダンス改定第2版)

どのくらいの確率で排卵するの?

クロミフェンと言われる排卵誘発剤でどのくらいの確率で排卵するかも気になるところでしょう。

体質や病院によって確率は変わりますが、4人に3人、つまり75%の確率で排卵が起こると言われています。

クロミフェン療法による妊娠の確率は?

クロミッドによる妊娠する確率は、おおよそ20~30%と言われています。これは自然妊娠と同レベルの成功率になりますが、病院によって開きがあると言われています。

クロミッドによる成功率を高めるためには、不妊の原因を正しく理解し、原因に合った適切な治療を行うことが大切になります。

不妊の原因を精確に診断するためには、不妊治療で実績があり、評判のよい医療機関を選ぶ必要があります。

医療機関によって成功確率が結構違うので、総合病院よりも専門医が良いでしょう。

排卵が起こり、着床するためには、体が正常に働くように体を整えておく必要があります。

不規則な生活や偏った食生活を見直すことはもちろん、体の機能を整える方法として、鍼灸を行うこともお勧めしています。

鍼灸は弱った免疫を向上し、体の機能を正常にし、生殖器官の働きが向上する作用があります。

常に最善の状態で不妊治療に励むと良いかと思います。

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