男性不妊の割合と原因について – 不妊鍼灸お悩みQ&A

Q 男性不妊の割合と原因について教えてください。

Q 男性不妊の割合はどのくらいですか。また、男性不妊の原因にはどのようなものがありますか?

 

 「不妊の原因は、女性の側に問題がある」と思っている方は多くいます。

実際に不妊の原因は男性側・女性側、共にある場合、男性側のみの場合、女性側のみの場合があります。

調査した医療団体・機関によって多少のばらつきはありますが、不妊の原因の40%は男性側にあるというのが一般的な見解となっています。

男性不妊の主な原因

男性不妊といっても原因は一つではなく、様々です。

すべての原因を紹介すると膨大になりますので、ここでは、代表的な症状を紹介してみます。

【男性不妊の原因】
■性交障害
■造精機能障害(精子の異常)
■性欲の減衰
■精子の形成異常(通路障害)
■通路障害
■その他(原因不明)

性交障害について

代表的なものに勃起障害や射精障害があります。
近年、特に性交障害の症状として問題となっているのが勃起障害です。

性交障害の原因の多くは、精神的な因子とされています。
会社や家庭のストレスが起因している例もありますが、それ以上に「この前、駄目だったから、次も駄目なのではないかと不安が強くなり、悪循環に陥るパターンも少なくありません。

造精機能障害(精子の異常)

精子を造る機能に問題があり、受精に不可欠な精子が造成できない状態を言います。

精子の異常には、次のものがあります。
■無精子症:精液中に精子が一つも存在しない状態
■乏精子症(精子減少症) ・・・ 精子が正常の状態より少ない状態。
(精液1mlに含まれる精子が2000万以下)
■精子の運動率が低い・・・・精子の運動が悪い状態

性欲の減衰について

性交回数と妊娠の確率は相関関係にあります。つまり、性交が多いほど、
妊娠の確率が高まることになります。

近年、性交の回数が減っていることも不妊の原因と言われていますが、
ストレス的な要因以上に男性ホルモンの分泌の低下があげられています。

性欲の減衰について

精子の数は正常でも、精子の形状に異常がある状態を言います。

精子の通路障害について

精子が通過する精管や尿道が病気や細菌などで炎症をおこし、精子の通過に異常が生じている状態を言います。

このように男性不妊の原因は数多く存在します。不妊を克服するためには、女性の側だけでなく、男性の側も検査する必要があります。

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執筆者

すずらん鍼灸院 院長プロフィール

すずらん鍼灸院 院長プロフィール

大島宏明 すずらん鍼灸院 院長

■経歴
昭和43年:東京都足立区生まれ
平成13年:日本鍼灸理療専門学校卒業
平成14年~16年:富山県の鍼灸院でインターン研修
平成16年:すずらん鍼灸院開業

■免許

はり師免許番号:119623
きゅう師免許番号:119533
不妊カウンセラー

■所属団体

奇経医学研究会スタッフ
経絡治療学会会員
日本不妊カウンセリング学会会員

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